こんにちは、広報の山口です。
今回はSDGsシリーズ最後の目標となる
17番目の内容をお届けします!
これまでのシリーズいかがでしたか?
ブログの最後にこれまでのSDGsシリーズをまとめているので
気になる項目があればぜひのぞいてみてください😊
さて、17番目の目標は”パートナシップで目標を達成しよう”です。
パートナーシップとは”提携”または”協力”という意味で
国内、国外問わず協力してSDGsを一緒に目標達成しようというもの。
コロナ禍のなかで人と会うことが制限されるなか、
人や国とのつながりの大切さを再認識されました。
マスクやワクチンなどの供給面を見ても、
国と国との連携を感じますね。
今回のテーマはずばり”つながり”。
海外とのかかわりの中でも開発途上国✖日本に
重点を置いて見ていきましょう!
途上国に暮らす人は世界人口の約8割。
世界196か国のうちおよそ146か国が
開発途上国といわれています。
(例えばミャンマー、カンボジア、タイetc/2014~2016のデータ)
(どうなってるの?世界と日本-私たちの日常から途上国とのつながりを学ぼう/JICA)
では、
日本と途上国とのつながりは??
例えば貿易、そして国の発展支援。
他にもたくさんありますが今回はこの2つを
ピックアップしてお伝えしたいと思います!
まずは貿易から見てみましょう👀
①貿易
日本は食糧やエネルギーなどの海外依存度が
高い国として知られており貿易大国なのです。
そのことを表す一つの数字として、
こんなランキング(2019)があります👉
世界100か国以上と比べると
日本の貿易輸入額・輸出額どちらも上位にあり、
私たちが普段使っているモノは世界各国から
入ってきているモノだということがわかります。
スーパーでもアメリカ産や中国産の表記を
あたりまえに見かけますよね🍊
日本は海外からの輸出入が多いことがわかりましたが、
今回のテーマである途上国から日本への
輸入の推移を見てみましょう。
(財務省「貿易統計」に基づき作成)
グラフは右肩上がりに上昇しており、
新興国からの輸入比率は48.7%(2008年)。
輸入の半分近くは途上国から
輸入しているということになります。
途上国から見て輸出のメリットは
国内の何倍もの市場を獲得できること。
日本の輸入のメリットは、
日本で生産すると高くなってしまう製品を
海外から輸入すると安価で手に入れることができる
などがあります。
日本と途上国は互いに支えあっている
ということがわかりますね😊
輸入品目としては、
・テレビゲーム
・組物材料(わらなどの組み合わせに適する材料)
・コーヒー、茶
・傘
・自転車 などさまざま
テレビゲームの99.8%は途上国からのもの
というデータもあります😲
ひぇ~全然知りませんでした。
自分の身の回りのモノがどこから来ているのか
調べてみると面白いかもしれません✨
②支援
そして貿易でのつながりのほかにも、
日本は積極的に国の発展支援を行っています。
例えば農業を見てみましょう。
途上国の約75%が農業を営んでいますが、
農耕は気候変動など気象の影響も受けやすいのです。
(農業開発 日本の取組/外務省)
そこで日本はこんな支援をしています。
①変化の影響を受けやすい農村部の貧困層に安定的な食料提供
・食糧援助
・飢餓など食糧問題の原因の除去、予防
②気象の影響を受けている場所に企業が参入し情報提供
例えば、
・品種開発
JICAは、
「ネリカ(収穫量が多く乾燥や病気に強い品種の総称)」
という米の品種の普及を行っています。
・農業の生産開発に必要な政策の立案
エチオピアやインドネシアで
極端な干ばつなどが増加した場合、
事前に定めた条件をクリアしていれば
一定額の保険金が支払われる仕組みの作成をしています。
(農業開発/農村開発 | 事業・プロジェクト – JICA)
現在、世界で2.2億人が栄養不足である
といわれています。
日本は持続可能な農業生計のために、
FAO(国連食糧農業機関)へ支援を行い、
各国で40のプロジェクトを進めています。
食糧問題は世界中で大きな課題となっていますから、
その土地に合った品種の開発などが広く普及してほしいです🌱
(日本政府はFAOに対する多大な追加支援を決定/FAO)
さらにさらに日本はこんな支援もしています✨
その名も”フードバリューチェーン”
ん?ん?🤔
フードバリューチェーン?
難しそうな横文字です。
(何かの技の名前のよう(笑))
フードバリューチェーンとは、
生産から製造、加工、流通、消費に至るまで商品が
本来持っている価値にプラスαを付け加えること。
(グローバル・フードバリューチェーン(GFVC)推進官民協議会/農林水産省)
参考 https://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokkyo/food_value_chain/attach/pdf/plan_gaiyou.pdf
具体的にベトナムの例をみてみましょう👀
まずベトナムの農家が抱えている問題を整理します。
①農産物の選別がされていない
②冷凍ものを蓄える施設がないため野菜が傷んでしまう
③安全性が不確かなため野菜が高く売れない
など、、、
そしてベトナムを助けるフードバリューチェーンがこちら👉
・生産‥
ベトナム北部に適したイネの新品種を開発し栽培面積を拡大。
→2016年は約400haだったのが2017年には700haに!
・製造加工‥
JICAが選果機(作物を重量別に選び分ける機械)を導入。
・流通‥
民間の取り組みとして冷蔵倉庫の建設や
低温流通体制構築に向けた投資の促進。
・消費‥
日本食レストランの出店。(すしや一人鍋専門店など)
(グローバル・フードバリューチェーン戦略の 推進について/農林水産省)
このように日本の持つ知識や技術を
開発途上国と共有することで、
今まで以上に生産規模の拡大をめざしています。
また日本食レストランなどを出店することで
日本の良さも知ってもらうことができますね😊
SDGs達成を目指すことは、
国内はもちろんのこと、
国外もさらなる発展を成し遂げるということなのですね!
私もよりハッピーな社会へ何か力になれるように
興味のあることから学び・挑戦していこうと思います🔥
SDGs17番目の目標は
”パートナシップで目標を達成しよう”
ですが、
SDGsを語るうえで欠かせない
”だれ一人取り残さない”を達成するため、
自国だけでなく他国と繋がることでどちらの国も
win-winでより良い社会を築いていくことができます。
あなたができる、SDGsアクション、考えてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます😊
SDGs関連ブログはこちら👉
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
10.人や国の不平等を無くそう
11.住み続けられる街づくりを
15.陸の豊かさも守ろう
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ロスゼロは、食品加工メーカーで様々な原因によって発生する
食品ロス予備軍を直接消費者や企業につなげ
食品ロス(フードロス)の削減を目指す通販サイトです。
日本に溢れる「もったいない」を
ネット通販を通じ、より気軽に、よりポジティブに削減し、
次の笑顔へつなげる取り組みを行っています。
また、ロスゼロはSDGs12番「つくる責任・つかう責任」を
メインとして取り組んでいます。
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投稿者プロフィール
- 大阪の大学に通っています。お肉とチョコレートが好きで、好きなものをべたらすぐに機嫌が直ります。周りの人には扱いやすいと言われます(笑)
2019年のWBCがおもしろくて野球に興味をもちました。
野球のルールブックを必死に読んでいて、アメリカに大谷翔平を見にいく事が今の楽しみです
----------【監修者:文 美月】----------
株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は長風呂。