SDGsとは何か?~⑭海の豊かさを守ろう~海洋プラスチックを減らす!!


⑭海の豊かさを守ろう~

こんにちは、広報の山口です。

 

これまで貧困教育エネルギーなど多岐にわたってお届けしてきた

SDGsシリーズ。

 

今回はSDGs14番目”海の豊かさを守ろう”です。

 

地球の表面積の70%以上を占める海ですが

今も進行形で発生している海の問題は主に二つあります。

 

1,人間が出す大量のごみや排水が海を汚しており、生き物に害をもたらしている

2,乱獲などにより必要以上に水産物を取ってしまっている

 

乱獲については

これからもずっと魚を食べていける海に!「サステナブル・シーフード」のお話でご紹介しました。

 

そして今回は1つ目の課題である海ごみ、

その中でも私たちの生活に大きく関係している

海洋プラスチックについてご紹介します。

海辺のプラスチック

 

近年プラスチックの廃棄物が増えて

大きな魚からビニール袋や発泡スチロールが出てきた

というニュースを目にしたことがある方は多いと思います。

 

今のままでは2050年には

魚の量より海洋プラスチックの総量が多くなる

そしていずれは捕獲できなくなるほど水産物は減ってしまうだろうと言われています。

 

2050年!?もうすぐそこに来ています💦

 

しかし陸地に住む私たちは海の様子を目の当たりにしにくく

この問題を自分事とは結びつきにくいものです🤔

海で亀が泳いでいる

私たちの「これくらいいいや!」という気持ちで捨てたものが

海の命を奪っており、

毎年約10万匹の哺乳類の動物やウミガメが

餌と間違えて食べたたために亡くなっています😢

プランクトンの中にもプラスチック――深刻化する海洋汚染

 

でも、なぜ海ではプラスチックのごみが多いのでしょう?

それはプラスチックは軽く風や水に流されやすい

そして環境内で自然と分解されにくく何世紀または何千年も残るため。

つまり、ごみはたまり続けるということ。

これはいけない⚠ 

澄んだ海を見ると幸せな気持ちになります。

砂浜と綺麗な海

各国の状況

 

世界各国の海に流れたプラスチックごみを見てみましょう。

 

陸上から海に流れたプラスチックごみ流出ランキング(2010年)

1位 中国(132~353万トン/年)

2位 インドネシア(48~129万トン/年)

3位 フィリピン(28~75万トン/年)

20位 アメリカ(4~11万トン/年)

30位 日本(1年で2~6万トン👈私はこの数字をぜひ0にしたい!)

(海洋プラスチック問題について /環境省)

 

これは10年前のデータですが、

最近では北極や南極でもマイクロプラスチックが発見されたと報告され

より深刻な状況になっていると言えます。

 

日本は30位という順位ではありますが、

日本人一人当たりのプラスチックの廃棄量は

アメリカに次いで2番目に多いです。(2018年)

 

日本は過剰包装の文化であるといわれ、

廃棄の主な原因は透明な袋や容器、ペットボトルのラベルなどで

やはり”使用しては捨てる”という習慣が根付いてしまっているのかもしれません。

逆手にとってみれば私たちが気を付けることでごみの量は減らせるということ。

せっかく生まれてきてくれた資源は有効に大切にしたいです😊

日本の 1 人当たりのプラごみ廃棄量世界第 2 位!

 

お買い物袋

要因

 

それでは、海のプラスチック問題で特に要因となっているモノを紹介します。

 

マイクロプラスチック

マイクロプラスチックとは明確な定義はありませんが、洗顔料や化粧品などに含まれている5ミリ以下の大きさのプラスチック粒子のことを言います。

海洋別マイクロプラスチックの個数グラフ

(マイクロプラスチック問題って? データで見るその現状と世界の動き)

グラフを見てもわかる通り、日本を含む東アジアが圧倒的に多いのです。

その理由は様々ですが、

一つはプラスチックは大量生産が可能、

そして軽量で丈夫なため需要が大きいのです。

 

また原料を輸入するより

廃プラスチックを輸入し再利用した方が安価なため

大量に輸入し廃棄しているためこのような結果につながっています。

 

そしてこの状況が続くと10年後の2030年には

太平洋のプラスチック浮遊量は2倍になると言われています。

 

瓶に入っている紙のストロー

対策

 

「このままでは海が危ない!」と世界でも対策が始まっています。

例えば、、、

 

・台湾

コップ、レジ袋など使い捨てプラスチック製品を2030年までに全面禁止

 

・インド

2022年までに使い捨てプラスチック製品を廃止

最新の海外プラスチックフリー情報 2018年6月ver.

世界での対策も参考にしていきたいですね!

 

そしてもちろん日本も動き出しています。

政府は2030年までに

使い捨てプラスチックを現状(2018年)から

25%排出抑制するとしており、

 

具体的には👉

・海ごみ対策の法律を改正(例:漂流ごみを新たに定義するなど)

・海面清掃船で陸から流れ出た化学物質やプラスチックや漂流物を除去

・全長1000キロメートルの冊で7万トンの海のごみを回収する計画

・レジ袋有料化(2020年7月開始)

 

様々な対策がなされています💡

しかし海洋プラスチックの多くを占める

ペットボトルの具体的な国の対策はまだ定められていなかったりと

まだまだ問題は残っています!

 

ということはまだまだ私たちができることは残されているということ🌎

 

ちなみに私はカフェに行くときはタンブラーを使用したり、

サランラップは何度も洗えるものを利用したり工夫をしています🎵

よ~し地球にいいことこれからも続けていくぞ~!

 

ということで、SDGs14つ目の目標は”海の豊かさを守ろう”ですが、

今回ご紹介したように、

海のごみがこのまま増え続けると生態系を壊してしまう可能性があり

日本を含め世界で取り組んでいかなければならない問題であることが分かりました💡

 

 あなたができる、SDGsアクション、考えてみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます😊

 

次回もSDGsシリーズをお送りします!

 

山口のSDGs関連ブログはこちら👉

 

1.貧困をなくそう

2.飢餓をゼロに

3.すべての人に健康と福祉を

4.質の高い教育をみんなに

5.ジェンダー平等を実現しようpart1

5.ジェンダー平等を実現しようpart2

6.安全な水とトイレを世界中に

7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに

8.働きがいも経済成長も

 9.産業と技術革新の基盤をつくろう

10.人や国の不平等を無くそう

11.住み続けられる街づくりを

12.作る責任、つかう責任

13.地球温暖化に具体的な対策を

----------------------------

 ロスゼロは、食品加工メーカーで様々な原因によって発生する

食品ロス予備軍を直接消費者や企業につなげ

食品ロス(フードロス)の削減を目指す通販サイトです。 

日本に溢れる「もったいない」を

ネット通販を通じ、より気軽に、よりポジティブに削減し、

次の笑顔へつなげる取り組みを行っています。

  また、ロスゼロはSDGs12番「つくる責任・つかう責任」を

メインとして取り組んでいます。

---------------------------

投稿者プロフィール

広報:山口
大阪の大学に通っています。お肉とチョコレートが好きで、好きなものをべたらすぐに機嫌が直ります。周りの人には扱いやすいと言われます(笑)
2019年のWBCがおもしろくて野球に興味をもちました。
野球のルールブックを必死に読んでいて、アメリカに大谷翔平を見にいく事が今の楽しみです

----------【監修者:文 美月】----------

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は長風呂。