一週間プラスチックフリーチャレンジ!やってみました! Part2:複数回の使用、消耗品



こんにちは!大学生インターンの西村です。

 

今回は前回ご紹介した、

一週間プラスチックフリー生活の続きとなるPart2として、

複数回使用、または消耗品のプラスチック製品をご紹介します。

どんなプラごみを捨てていますか?一週間ためてみました。

「Part1:一度きりの使用」 はこちらから!

 

 

 

複数回使用するが消耗品であるプラスチック

・服

服もよくよく考えると、

ほとんどの製品にポリエステルなど化学繊維が含まれているいる

プラスチック製品でした。

調べてみると、日々の洗濯によって流れ出た化学繊維の破片は、

自然界に流出するマイクロプラスチック少なからぬ割合を占めているそうです。

プラスチックフリーチャレンジ期間中は、

服のタグをチェックして、

できる限り綿100%などの服を着るように心がけましたが、

多くの服にポリエステルなど化学繊維が含まれており、

それらをすべて避けることはできませんでした。

今持っている服は大事に長く着つつ、

次に新しい服を買うときには麻、綿、絹、羊毛など

自然素材でできた服を選ぶように心がけようと思いました。

 

・歯ブラシ・歯磨き粉

他にやりようはなく、プラスチックフリーチャレンジ期間中も、

以前から使用している普通のプラスチック歯ブラシとチューブの歯磨き粉を

使い続けました。

代替として

竹や動物毛、もしくは植物由来生分解性プラスチックでできた歯ブラシがあります。

次に買う時は選んでみたいです。

 

竹の歯ブラシ

竹歯ブラシ | 株式会社ひろせプロダクト-竹製・木製の製品製造-

 

 ・化粧品

ケースがプラスチック容器ですね。

私は普段から特別な用事があるときにしかメイクをしないので、

このプラスチックフリーチャレンジ期間中は

特に使用しないでいることができました。

とはいえ、そのように過ごせる方は少ないと思います。

調べてみると、

海外ではプラスチックフリーの化粧品ブランドがたくさんありました。

どれもデザインが素敵で、ぜひ使ってみたい!

別にプラスチックケースでなくても気分の上がるアイテムはできるのだな、

とワクワクしました。

メイクが好きな人は、ぜひ一度調べてみて欲しいです!

 

紙でできた化粧品ケース

ĀTHR Beauty

 

自然素材をつかったケース

Nudi Goods

 

・シャンプー・リンス、洗濯洗剤

私の家では詰め替え用を使用しています。

とはいえ詰め替え容器はプラスチックだし、

詰め替え用の袋も一度きりの使用でゴミになってしまいます。

まずは、詰め替え用への移行が第一段階。

その次の段階として、

そもそも容器を必要としない固形シャンプー・リンス・ボディーソープ

を試してみたいと思いました!

 

シャンプーバーとプラスチックの関係

シャンプーが起こすネイキッド革命 | LUSH

 

 洗濯洗剤は、昔ながらの紙箱に入った粉洗剤を使えば

プラスチックフリーになるかな、

と思いながら調べているとこんな商品もありました。

 

ちぎって使うシート型洗剤

 

薄い紙箱に入った、ちぎって使うシート型洗剤です。

こんな製品があるとは想像していませんでした。気になります…!

TRU EARTH

 

 

・ペン、文房具

この一週間はシャープペンではなく鉛筆を使いました

しかし家にある鉛筆削りはプラスチック製、

カッターも柄の部分がプラスチックということで、

完璧なプラスチックフリーは実現できず…。

木や金属でできた、小さな鉛筆削りがあればよかったです。

 

鉛筆削りとノート

 

 

消しゴムは、「ゴム」とありますが、

紙ケースには「PLASTIC ERASER」の文字が…。

文房具に関しては、調べてみるとゴムでできた消しゴム、

真鍮でできたボールペンなど、

非プラスチックの製品がありましたが、

いずれも高級なものでした。

簡単には手が出せませんが、

こういったものを丁寧に使うことができたらいいですね。

個人的な好みですが、万年筆も長く使うことができ、

さらに書いた字は素敵な風合いを持つので、

手紙を書いたりするのにオススメですよ。

 

・浄水器

我が家では、水道水を入れて濾過するタイプの浄水器を使用していました。

しかしそれも容器はプラスチックですしカートリッジは消耗品です。

このプラスチックフリーチャレンジ期間中は、

水道水をそのまま飲むことでこれに頼らないようにしていました。

調べてみると、瓶と備長炭で手製の浄水をしている方もいるようです。

 

瓶と備長炭で手製の浄水

 

 

雑貨・家電など

・時計

・トイレの便座

・ドライヤー

・充電コード

・冷蔵庫

・コンロ

この辺りは使わないわけにはいきませんでした。

このような家電製品は滅多にゴミとして捨てられるものではないとはいえ、

サイズが大きいため、

廃棄される際は、大量のプラスチックがゴミになります。

しかし、こういったものからプラスチックを除くのは

ほぼ不可能なのではないでしょうか…。

家電はプラスチックだけでなく、

金属など様々な資源や化学物質の塊なので、

適切にリサイクルされることがとても重要だと思います。

 

 

今回のプラスチックフリーチャレンジを通して、

たった一週間でも、

どれだけ私たちの生活がプラスチックに頼っているかを、

改めて認識することができました。

 

プラスチックは魔法のような素材です。

加工によって、あらゆる質感、あらゆる形状に変化します。

だからこそ、これほどまでに広く使用され、

生活に欠かせないものになっているのでしょう。

 

プラスチックのいろいろ

 

 

これをすべて代替できる、

プラスチックそのものの代用として使える新たな素材はないかもしれません。

しかし、ラップの代わりに布とミツロウ、

タッパーの代わりにガラス瓶、

化粧品のケースには竹の容器、というように、

様々な素材が持つ特性を生かして、

それぞれの使用場面ごとに代用していくことはできそうです。

それから、レジ袋や食品の過剰包装に代表されるように、

それ自体の必要性を疑ってみる視点も重要だと感じました。

 

というわけで、プラスチックフリーに移行していくこと自体は、

工夫次第で結構可能そうです。

 

あと残る課題は、値段とちょっとの手間でしょうか。

天然素材で作られた製品は、

プラスチック製のものより価格が高い傾向があります。

一般的に使用されるようになり、お手頃になったとしても、

安価なプラスチックと同程度までは安くならないかもしれません。

また、天然素材は、

繰り返し使うために毎回洗わなければいけないとか、

完全防水ではないとか、

プラスチック製品を使うときよりほんの少し不便になるかもしれません。

けれど、そのプラスチックの安さや簡便さは、

地球環境や私たちの未来と天秤にかかっています

プラスチック製品を使い続けるのかどうか。

現在における利便性だけを見るのではなく、

現在における行動選択がどのような未来をもたらすのか、

想像する理性を私たちが身につける必要があると感じました。

 

土の上のプラスチック

 

この記事を読んでくださった方が、

ちょっとプラスチック減らしてみようかなー

と思ってくださったらとても嬉しいです!

 

2回に渡り最後までお読みくださり、ありがとうございます!

 

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