フランス・リヨンでのコンポストの取り組み



 

こんにちは。学生ライターの高井です。

 

私は8月末からフランスのリヨンに留学しています。

リヨンは美食の街と言われているんですよ。

そんなリヨンのまちで見つけた環境への取り組みをご紹介します。

 

 

生ごみの堆肥化

 

私が住んでいる寮の近くに何か大きな箱がたくさんあったので

近づいてみるとコンポストでした。

 

 

コンポストとは生ごみを堆肥化させるためのものです。

微生物の力を利用して自然に分解させます。

以下の様な生ごみが回収の対象となっています。

 

・食べ残し、野菜や果物の皮

・茶葉やコーヒーかす

・卵殻

・魚や鶏肉の骨

・賞味期限切れの食品

 

基本的に“食べ物”であれば大丈夫です。

 

プラスチック製品や包装紙を

一緒に入れないように注意書きがありました。

生ごみを家庭で集めておく袋と

それを入れる箱は

市場か役所で無料配布されているので

さっそくもらいに行ってきました。

 

私は市場に行ってきたのですが、

市場の一画にコンポストについてのブースがあり、

説明を一通り受けて袋と箱を頂きました。

 

この箱に下の紙製の袋をセットして使う 

 

家庭で生ごみを入れておくための袋

 

 

収集された後の行方

 

先ほど提示した袋に生ごみがある程度集まったら

自宅近くにある回収箱に入れに行きます。

回収箱はおよそ150mおき設置されています。

また24時間開いているので自分の好きな時間に行くことができます。

 

生ごみの回収場と聞くと異臭の問題が心配ですよね。

しかし近くを通った際も特に気になりませんでした。

回収箱は防水でしっかりと密閉される作りになっている様です。

 

回収箱の中身は週に1、2回収集され専用の施設で処理されて肥料になります。

その肥料は個人や農家が使えるようになるそうです。

 

 

期待される効果

 

これは地域公共団体によって行われている取り組みです。

現在は私が住んでいる区で試験的に始まったばかりなのですが、

2026年までに2000万ユーロをこの取り組みに投資するとしています。

現在1ユーロ130円ほどですから、

日本円で換算すると約26億円になります。

このコンポストの利用により、

現在リヨンで排出されている生ごみの24%、

つまり約4分の1を削減できる見込みとなっています。

 

生ごみを堆肥化させることで食べ物を循環させることができます。

 

例えば、りんごを食べたとします。

その際にゴミとなった皮や芯が肥料となり、

りんごを栽培する時に使われ、またりんごの実ができます。

 

 

説明を受けた際にもらったパンフレット

 

 

おわりに

 

私は東京で生ごみの堆肥化をを行っている団体を

]見学したことがありますが、

対象は約200世帯

回収した生ごみを畑で堆肥化し、

そのままその畑で肥料として利用していました。

 

リヨンは人口が50万人を超える都市です。

このような大きな都市で行えば話題性もある上に、

削減できるゴミの量も増えますね。

 

リヨンではもともと生ごみは他の可燃ごみとは分けて集めているので

今回のこの取り組みで家庭で負担になることはほとんどないさそうです。

 

この活動自体はとても良いことだと思いますが

必要以上の食べ物は買わない、期限内に食べきる、

野菜も工夫してできるだけ多くの部分を食べるといった

そもそも生ごみを減らす努力も必要だと思います。

 

〈参照〉

https://www.grandlyon.com/services/je-composte-mes-dechets.html

https://met.grandlyon.com/bornes-a-compost-au-coin-de-la-rue-lexperimentation-demarre-a-lyon-7e/

 

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