【インド出張レポート】
最後は、バンガロールから車で片道6時間近くかけて、ある契約農家さんを訪問。
複数の穀物、綿花など38,000人に委託している社長がいろいろ説明してくれました。
大きなビジョンを持ちつつとても現実的な社長さんで、
「農家教育より先に農家の収入をどう増やすかが大事なのであり、
(極端にいうと)農業知識がなくても確実に成果が出せる仕組み作りを
まず考える」という人でした。
日によって仕事をしない契約農家もいるため、
社長はなんと「月給制」にすることで農家をしっかり管理。
面白い発想だなと思いました。
現場をよくみて、人の動かし方をしっかり把握している印象。
インドは水不足も大きな問題の一つ。
毎年の天候のばらつきや温暖化の影響もあるそうです。
ミカンやバナナは儲かるものの土地に含まれる水を奪ってしまいます。
しかし契約農家は低収入にあえぎ、
ミカンやバナナを作りたがると言っていました(全土がそういうわけではない)。
とぎれがちなインドの輸送手段を増やすために
UBERみたいなシェアリングエコノミーができないか構想中であったり、
農業のトレーニング学校を作って、芽の出る人を育ていきたいと考え
土地をすでにならして準備していたり、牛を自動で洗う装置を作りたい、
などなど、アイデア豊富な社長さんでした。
私は帰りの車で爆睡していたのですが、
起きていたメンバーはずっと社長の話を聞いていたそう。
5時間ひたすら話してくれるほど、パワフルな人だったとか。
クセのある聞き取りにくい英語だったので私の理解が及ばず、
間違ってるところがあるかもしれませんがご容赦を。
まあ、クセなくても分からないとこありますけど笑。
【インド出張レポート】
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