親ブロック



ある行政×大学のプロジェクト担当の方と話をしていて、

ふと親ブロックの話になった。

 

やはり親ブロックは存在するそう。

子供が独立や起業に興味を持っていても、「そんなことはやめなさい」と

親が頭ごなしに止めてしまう。

 

子を思ってこその発言、大学生の親である私もよく分かる。

私も子供が独立する!というと「えええー!」と言うと思う。

 

でも、親世代だからこそ、親に伝えたいことがある。

「できれば大きくて有名な企業→安定→幸せ」という思考回路は、正直かなり浅い。

「安定=不安定」な時代になってるのを私たちが気づかなきゃ。

私たちが就職した頃に人気ランキングのトップに入っていた会社、

今とは違いますよね?

 

私が言いたいのは、子供に起業を薦めてあげて!と安易にいうことではなくて、

親の価値観が古くないか疑ってみるのも大切だということ。

 

本当に必要なのは「生き抜く力」だと思う。

 

それは必ずしも「いい大学、いい企業に入る力」とイコールではない。

何があっても自分で食いブチを見つけられる力。何かを創り出す力。

会社勤めであろうがなかろうが、アントレプレナーシップは必要だと思う。

 

私たち親は、失敗したらもう受け入れてもらえない社会を知ってるから、

子供の失敗は余計に心配。

でもこれからの日本は変わってくるはず。

失敗した子を親が一番に受け入れてあげなくてどーする、と思う。

失敗は、失敗ではなく「学び」。

 

そして親ブロックにあった学生は、親を納得させられるくらいの意思を持って欲しい。

自立=学校を卒業して自動的に社会に出る年齢になった、というのではなく、

自立=「この子はもう自分の力で食べていける」と親を心から安心させられる状態になったとき。

 

代表:文美月のロスゼロ雑感一覧は⇒コチラ

投稿者プロフィール

代表:文 美月
代表:文 美月監修者
株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は長風呂。