こんにちは、ウェブ担当の前川です。
10月6日に行った『ロスゼロ食堂』
※10月6日のイベントは終了しました。
今回はたくさんの生産者の方々にご協力いただき、
お米以外はすべて規格外食材で美味しいランチを作ることができました。
今回の食材たちが規格外になってしまった理由を
参加されたみなさんと一緒に学びました。
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今回は、
・長すぎるキュウリ
・ぐにゃりと曲がったキュウリやオクラ
・穴の開いたなすび
・少し小さいパプリカ、玉ねぎ。
・ぼこぼこしたジャガイモ。
形や色が悪い、少し傷があるというお野菜たちが集まりました。
見た目や状態の悪さで、購入されにくくなる野菜を規格外野菜といいます。
農家は売れにくいと分かっている野菜を市場には出せなくなります。
そして今回の規格外は、野菜だけではありません。
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「この立派な太刀魚ですが、実は少し短いため規格外になりました。
魚だと、ちょっと口が切れてしまっていたり、
目の周りに血がついているだけでも市場性がなくなります。
魚にも規格外があるんです。
でもこの太刀魚は、今朝、釣り上げたばかりの魚なんです。
鮮度は抜群で味は美味しいですよ!
こんなにきらきら光って綺麗なのに
規格外なんてかわいそうでしょう。
そして牛肉も
塊で仕入れるため、切り分けていると、
中には料理であまり使われない、
いわゆる「牛スジ」という部分が出てきます。
捨てられることも多い部位です。
かなり硬いですが手を加えると美味しくなります。
皆さん最後まで食べてやってください。」
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そう、空(そら)の今井さんが話してくださいました。
参加者の皆さんは、一つ一つ大切に、きちんと全部
召し上がってくださいました。
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お野菜も魚も肉も
規格外と判断されると市場に出回らない。
そして消費者の手に届かなくなる。
もったいないものだと分かっていても実際には
・曲がったキュウリは切りにくい。皮もむきにくい。
・虫食いの跡がある部分はくりぬいて切らないといけない。
・血がついた魚は新鮮じゃない印象がある。
・小さな魚は調理に困る。
・牛すじ部分は固くて食べづらい
すべて食べられるけれど、扱いづらく、手間がかかる。
形の悪いものよりは綺麗なもののほうがいい。
そんな理由から、消費者は購入しにくい。
購入されにくい商品は、売りにくくなる。
生産者の方々は、せっかく育ててきたのだから
最後まで食べきってほしいと願っています。
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現在日本では、農作物の40%近くが廃棄されていると言います。
このような、もったいない食材がうまく流通し、
消費者が購入できるシステムができ、
一人一人が積極的に購入するスタイルに変わると、
日本の食品廃棄削減や食料自給率は上がるのではないでしょうか。
皆さんと一緒に食品ロスを考えていくきっかけに。
次回『ロスゼロ食堂』の予定は以下の通りです。
12月1日(日)
会場は「大阪産(もん)空(そら)」さんにて行います。
ご予約はこちらから
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ロスゼロ食堂ブログ
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ロスゼロは、食品加工メーカーで様々な原因によって発生する
食品ロス予備軍を直接消費者や企業につなげ
食品ロス(フードロス)の削減を目指す通販サイトです。
日本に溢れる「もったいない」を
ネット通販を通して、より気軽に、よりポジティブに削減し、
次の笑顔へつなげる取り組みを行っています。
食品ロス(フードロス)・食品廃棄の削減をビジネスとして
成立させている独自の取組が評価され、行政機関における
事例としても取り上げられています。
また、ロスゼロはSDGsにも取り組んでいます。
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