LED関西で、壇上のみなさんを見て思ったこと。
晴れやかな顔で、あれだけの人数を前に堂々とゆっくりプレゼンされていてすごいなあ、と。
実は私、意外に思われるんですが、
17年経営しているリトルムーンでビジコンに出たことも事業プレゼンをしたこともありません。
生き残りがとても厳しいEC業界に身を置き、
仲間との情報交換・実践・改善・継続自体が生きた経験で、
肌感覚で必死に毎日を過ごしていたからかもしれません。
本当の答えは現場にあります。踊る大捜査線か。
人さまの前で初めてピッチ(プレゼン)をしたのは、
1年前のAPT WOMEN(東京都女性ベンチャー成長促進事業)の選考会の場でした。
2社目の食品ロス削減事業についてです。
APTに採択されたものの、
プログラム中にやはり「ピッチの練習不足」の指摘がありました。
自分でも下手だと思いました。
幸いにも、それまで講演を多く経験して、
すでに心臓に毛が生えていたことが功を奏したのか、
わりと早くプレゼンに慣れました(とはいえ、まだ未熟ですけど)。
さらに昨年8月にスタンフォード大とUCバークレー校などで
英語でピッチをするというあまりにも大きな経験が、
私の未熟さを10倍ほどのスピードで取り除いてくれました。
だから、先日のファイナリスト10人の気持ちがよく分かります。
どれだけ緊張し、どれだけ練習したのだろうか、と。
心の中で「がんばれ!楽しんで!」と応援していました。
メンター&コメンテーターの立場ではありましたが、
自分もひよっこベンチャーに戻ったわけで、気持ちはチャレンジャー側でした。
ファイナリストになる・ならない、
発表の規模が大きい・小さいということが重要なのではなく、
「人前に出て堂々と話す」という教育を受けてこなかった私たちには、
自分のことや自分の仕事について話してみること、周りの意見をもらうことが、
人としての成長を大きく加速させてくれるんだと身をもって感じます。
答えは現場にあると今も思っていますが、
自分の思いを周りに伝え、味方をつけて、早く成長するのはとてもいいことです。
まずはやってみること。それが何より大切です!
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