こんにちは。ロスゼロ広報部のザックです。
今回は、日本で最初にプラスチックレジ袋の廃止の政策を打ち出した、
環境先進都市である亀岡市について紹介します。
亀岡市プラスチック製レジ袋の提供禁止に
関する条例とは
プラスチックレジ袋の有料化が2020年7月1日より全国で始まりましたね。
皆さんのライフスタイルに変化はありましたか。
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私は、この政策がきっかけでエコバッグを持ち歩くようになったのですが、
エコバッグの便利さに気が付き、
今では毎日欠かさず使用するほどです。
ところで皆さん、日本にはレジ袋の有料化ではなく、
廃止の政策を掲げる都市があるのをご存じですか。
場所は京都府中西部に位置する亀岡市。
市は条例として、プラスチックレジ袋の提供禁止に踏み出しました。
これは、全国初の試みで、環境配慮の政策として大変注目されています。
提供禁止とはつまり、亀岡市ではレジ袋を買うこともできないということです。
皆さんは、この政策を聞いてどう思われますか。
「環境配慮の姿勢が素晴らしい。」、
「レジ袋が使えなくなるのは不便だ。」、
様々な意見があると思います。
私の意見としては、この政策は大変意義のあると思います。
この条例によって、プラスチックの廃棄量は減りましたが、
それ以上に市民の意識改革としての役割を果たしたのではないでしょうか。
実際に、亀岡市に住む市民のライフスタイルは大きく変わりました。
2019年の4月に54%だったマイバッグ持参率が
2021年の2月には98%にまで上昇したのです。
この数字を見ると、市民の生活の一部にエコバックの持参が
溶け込んだということができますね。
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しかし、レジ袋廃止という未来を見据えた政策を施行するには
相当の労力と勇気、そしてそれを支えるモチベーションがあったはずです。
では一体何が亀岡市を突き動かしたのでしょうか。
亀岡市が目指す、世界に先駆けた環境都市
現在、亀岡市は「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」をしています。
これは海洋汚染問題やプラスチックごみ問題を対処するための
具体的な方針に関する宣言です。
この宣言を行った背景には、京都が誇る観光地保津川の汚染が
プラスチックによって引き起こされていたことが挙げられます。
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自然景観の保護、市民生活環境の改善、エコツーリズムの推進などを
達成するために掲げた5つの目標のうちの1つが
プレスチック製レジ袋の禁止だったというわけです。
亀岡市はレジ袋の提供禁止の他にも、
企業と連携協定を締結して、マイボトルや紙袋の推進、
給水スポットの設置などの取り組みを行って、
保津川を含めた自然環境の保全に取り組んでいます。
この条例は、SDGsの17の目標のうちの、
6番「安全な水とトイレを世界中に」、
11番「住み続けられるまちづくりを」、
12番「つくる責任・つかう責任」、
14「海の豊かさを守ろう」の
4つの目標の達成に向けたものです。
亀岡市は海洋生態系の保全とプラスチックによる環境破壊
という大きな問題に対処するための大きな一歩を踏み出した
先駆者だといえます。
今後、私は亀岡市に続く都市が増えていくこと望んでいます。
まとめ
皆さんは亀岡市の条例についてどう思われましたか。
レジ袋の有料化よりさらに踏み込んだ、プラスチック製レジ袋の提供禁止には、現在でも賛否両論があります。
しかし、私はこの条例は環境保全のことを考えれば、
不可欠だと考えています。
亀岡市は日本で先駆けて環境政策を打ち出した都市です。
亀岡市のように、私たち、ロスゼロも食糧廃棄問題の解決への
取り組みを継続していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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ロスゼロは、食品加工メーカーで様々な原因によって発生する
食品ロス予備軍を直接消費者や企業につなげ
食品ロス(フードロス)の削減を目指す通販サイトです。
日本に溢れる「もったいない」を
ネット通販を通じ、より気軽に、よりポジティブに削減し、
次の笑顔へつなげる取り組みを行っています。
また、ロスゼロはSDGs12番「つくる責任・つかう責任」を
メインとして取り組んでいます。
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