こんにちは!
今回はカンボジアのキリロムという自然豊かな地域にある、
ゴミで学費を払う学校についてご紹介します!
まず、キリロムという地域はカンボジアの避暑地であり、
首都プノンペンから車でおよそ4時間ほどのところにあります。
豊かな森林の中にあることから、
近年海外資本による観光開発が進んでいます。
日本人によって設立された大学もあり、リゾート施設も増えています。
美しい森林風景にうっとりしていると、
急にカラフルな建物が見えてきます。
こちらが学費の代わりにゴミを払う学校『ココナッツスクール』です!
ご覧の通り、ペットボトルや缶などのゴミによって作られています!
不要になったチューブも、クリエイティブな発想で、
馬のオブジェに大変身!?
ペットボトルを使って、サッカーゴールに!?
サッカーはカンボジアで一番人気なスポーツです!
インスタ映えしそうなフォトスポットまで!
タイヤやアルミ缶を使った壁アート。
トイレへの道は、とても華やかでした(笑)
ペットボトルの蓋を地面に埋め込むだけで、
こんなにも華やかになるのですね!
水道は流れていますが、断水した時のために雨水も貯水されています!
ちょうど私が訪問したときには、
教室の外から英語の授業を観察することができました。
こちらが教室で、生徒約15人ほどが学年関係なく一緒に授業を受けていました!
英語で自己紹介の練習をしていて、
観光客の方が来たら、今習った英語を使って挨拶するんだよ~っと
朗らかな先生が言っていました。
外国人にたくさん出会える環境なら、
英語を勉強するモチベーションも上がりそうですね!
一方で、以前まではキリロムには学校がなく、
その地域に住む子どもたちは学校へ行かずに
観光客に物乞いをすることで家族の生活を支えていました。
その現状に問題意識を持ったココナッツスクールの創立者が、
キリロムに『お金ではなくゴミを払う』ことで通える学校を作り、
他人に頼るのではなく、
経済的に自立できる人材を育てることを目標に、
活動されています。
また、キリロムを緑豊かな観光地として成り立たせるためにも、
投棄されているゴミを回収し、
学校のデコレーションとして再利用されています。
学校の敷地内には、
ゴミを再利用して作られた可愛らしい商品も販売されており、
売り上げを学校の拡充に当てているそうです。
休み時間に外に出て遊ぶ子どもたちと、
ココナッツスクールの創始者兼教師の方(画面左)
授業の休み時間に、創業者とお話をさせていただきました。
とても未来を担う子供たちの為に献身的な方で、
話を聞きながら筆者も胸を打たれました。
これから学校を拡大させていくにつれて、
教師不足が喫緊の課題だそうです。
田舎には教師が少なく、
都会から来た教師は環境に慣れにくいことから、
これからは教師の寮となる建物のインフラ設備を
強化していく予定だとおっしゃっていました。
みなさんもカンボジアへ行くことがあれば、
ぜひココナッツスクールを訪れてみて下さい!
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ロスゼロは、食品加工メーカーで様々な原因によって発生する
食品ロス予備軍を直接消費者や企業につなげ
食品ロス(フードロス)の削減を目指す通販サイトです。
日本に溢れる「もったいない」を
ネット通販を通じ、より気軽に、よりポジティブに削減し、
次の笑顔へつなげる取り組みを行っています。
また、ロスゼロはSDGs12番「つくる責任・つかう責任」を
メインとして取り組んでいます。
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投稿者プロフィール



- 関西学院大学総合政策学部卒業。
カンボジアの現地企業にて、ゼロウェイスト関連の仕事に従事したのち、ロスゼロの広報担当として社内のことやSDGsについて発信しています。
趣味は犬と戯れること。
----------【監修者:文 美月】----------
株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は長風呂。
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