『生物とSDGs5』”絶滅”という重さ



「絶滅」という重さ

 

こんにちは。進です。

大学で生物学を学んでいます。

よろしくお願いします。

 

さて、皆さんは今地球上にいる生物が、

どれだけの種類いるのかご存じでしょうか。

その数はおよそ数百万種と考えられています。

皆さんはどれだけの数の生物を挙げられますか?

そう考えると数百万なんて文字通り想像できない数ですね。

 

では、それよりもっと多くの種類の生物が、

この世からいなくなったということはご存じでしょうか。

時間がたてばそりゃ生物は死ぬだろうという話ではなく、

その種類の生物が「1匹残らず」この世から姿を消す、

ということです。

これを「絶滅」といいます。

 

簡単に言ってしまえば絶滅とは

子どもを残せなかった」ということです。

肉食動物に襲われて全滅した、

体に異常があって子どもが産めない、

エサがないなどその理由は様々です。

 

この生物の絶滅が近年問題となっています。

人間の環境破壊などによって絶滅する種が増えているのです。

 

 

でも、こうも思いませんか?

「人間がいなくても生物は絶滅するんじゃないか」

それはその通りです。

人間が誕生する前から生き物は誕生、絶滅を繰り返してきました。

 

では、どのくらいの頻度で生き物は絶滅しているのでしょうか。

1万年前では100年に1種類の生物が絶滅していたと考えられています。

それに比べ100年前では1年に1種が絶滅し、

さらに現在では1日に100種が絶滅するほどスピードは加速しています。

この100年だけでも生き物が絶滅するスピードは、

なんと数万倍にもなっています。

 

もちろん人がいなくても生き物が絶滅することはありますが、

人が関係することで、このスピードが大幅に上がってしまうのです

 

絶滅はもちろん良いことではありません。

なんとなく悪いイメージはあると思いますが、

ではなぜダメなのでしょうか。

 

むやみに命を奪うことは良くない、

という倫理的な理由はもちろんありますが、

理由はそれだけではありません。

 

ここであえて絶滅の話をもう一度しますが、

絶滅とはその種自体が「1匹残らず」姿を消す、

ということです。

 

意外かもしれませんが、

科学技術の発展は偶然に支えられてきた面があります

役立つと思っていなくても後になってすごいことだと分かった、

ということが頻繁にあります。

むしろそういう研究によって技術は発展してきたのです。

 

例えていうなら、

お金が欲しいけど、宝くじの当たりくじがどれかはわからない、

多く買って初めて当たりくじが当たるかもしれない。

それと同じで、

役立てようと思っても、

はじめから「この研究が役に立つかどうか」はわからないのです。

そういった研究が無数にあって技術が発展します。

 

 

少し話が長くなりましたが、

要するに「将来何があるかわからないから資源が全くなくなるということ自体は避けよう」という話です。

宝くじを捨てているのと同じです。

 

「ガンを治すきっかけになる生物」がいることがわかったとして、

数年前に絶滅してしまったらもうその生物を研究することはできません。

 

生物が絶滅するということは、

言い換えれば我々の将来の技術の可能性を奪っているということにもなります。

 

自然災害で生物が大量絶滅ならばまだしも、

人間の手によって多くの生物が絶滅しているというのは、

早急に解決すべき大問題となっています。

 

絶滅した生き物を蘇らせることはできません。

しかし、絶滅の危機にある生き物を助けることはできます。

 

こうした生物の現状を知り、

生物がいなくならないような、

よりよい社会を目指していくことが大切です。

 

 

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