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初めてのコンポスト、ベランダで挑戦しました! 〜完結編〜

公開日: 更新日:2023.12.22
初めてのコンポスト、ベランダで挑戦しました! 〜完結編〜

 

こんにちは、サステナブルライターの山下です。

 

生ごみを堆肥に変えるコンポスト

ベランダで今年初めてチャレンジし、ついに堆肥が完成しました!

筆者が実際にコンポストに取り組んで、わかったことや感じたことをまとめました。

 

「コンポストに挑戦してみたいとは思うけど、ハードルが高そう」「マンションのベランダでコンポストは難しいのでは?」と思っている方に、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

 

コンポストとは?

コンポストの中

 

まず、コンポストとは、通常「堆肥を作るための容器」を指すことが多く、バケツをひっくり返したような形のものや、段ボールでできたものなど、その種類はさまざまです。

 

また、こうした容器を使って作った堆肥そのものを「コンポスト」と呼ぶこともあります。

 

堆肥の原料として使われるものには、家庭から出る生ごみのほかに、家畜の排せつ物、下水の汚泥などがあります。

 

ただし、家庭でのコンポストといえば、生ごみを堆肥に変える場合がほとんどではないでしょうか。

 

ほかに、庭木から出る落ち葉などを堆肥化することもあるようです。

 

参考)コンポストとは?やり方、方法、作り方、メリット、デメリット、種類、堆肥、特徴など - LFCコンポスト

 

なぜ生ごみが堆肥に変わるの?

 

コンポストでは、微生物の力を使って生ごみなどの原料を堆肥に変えます。

 

コンポストに利用される微生物は、生ごみなどの有機物を分解するはたらきを持っています。

 

こうした微生物には、空気を好む好気性のものと、その反対に、空気の嫌いな嫌気性のものがあります。

 

そのため、コンポストで堆肥化を行う際には、微生物の好み、つまりはたらき方に合った方法で取り組む必要があるのです。

 

 

なぜコンポストにチャレンジしようと思ったか

コンポストのバック

(今年2月当初、始めたばかりのコンポスト。まだ8割ほどしか入っていないので、バッグがスリムです。筆者撮影)

 

筆者は、今年2月から初めてのコンポストにチャレンジしました。

 

以前からコンポストのことは知っていたのですが、つい「においや虫が出たらどうしよう」という不安が先に立ち、なかなか実行に移す勇気が出ずにいました

 

しかし、やはり毎日のお料理で出る野菜の皮や切れ端、キャベツや白菜の外葉を捨てるたびに「もったいないな。本当はゴミじゃないのにな」と、どこか後ろめたいような気持ちを感じていました

 

そこで、新たな年が始まったこともあり、今年1月の終わりに一念発起してコンポストキットを購入したのです。

 

選んだのは、密閉できて、においがもれにくいバッグ型のLFCコンポスト

 

ファスナーでしっかりと袋を密封できるとのことだったので、マンションのベランダでも虫やにおいといった周囲への影響を気にせず取り組みやすそうだと思って決めました。

 

それに加えて、限られたスペースでも置けるコンパクトさも、LFCコンポストを選ぶ大きな決定打となりました。

 

 

ベランダでコンポストに取り組むにあたって注意したこと

1ヶ月経過したコンポスト

(1ヶ月経過したコンポスト。かなり重たくなってきました。筆者撮影)

 

何しろ初めてのコンポストだったので、正直に言って、当初は「食品がちゃんと分解されるかな?」と一抹の不安を感じていました。

 

そのため、LFCコンポストキットに同封されていた説明書に書いてある通りに、恐る恐るスタートしていったのです。

 

下ごしらえのときに出る野菜の皮や根っこなどを一口大に切って別の容器にとっておき、後片付けが終わった後、まとめてベランダのコンポストに混ぜ入れるようにしていました。

 

しばらくこれを続けていると、数日前に入れた食品の水分が抜け、乾燥して小さくなっていることに気付きました。

 

それと同時に、数日で変化が現れる食品とそうでないものがあることもわかってきました。

 

例えば、ジャガイモやニンジン、大根の皮など、比較的水分をたくさん含むものは変化が早く、逆に、卵の殻やパプリカのヘタなどあまり水分を含まないものは分解が遅いように感じました。

 

そこで、コンポストに入れるものは、できるだけ一口大よりも小さく切って入れるように心がけました。

 

また、混ぜる際には、スコップをできるだけ立て、食品を細かくするように気をつけました。

 

 

初めてのコンポストの出来栄えは?

熟成が終わったコンポストの中身

(熟成が終わったコンポストの中身。ふっくら、しっとりとした堆肥が出来上がりました。筆者撮影)

 

毎日生ごみを投入すること約2ヶ月

今年3月の終わりには、コンポストの重さもずっしりとなってきました。

 

生ごみの投入はここでストップし、熟成期間に入ります。

 

熟成といっても、週2〜3回、適量の水を加えてよく混ぜるだけ。

 

これを3週間続ければ、堆肥のできあがりです!

 

熟成期間に入ってすぐ、少しにおいが発生しましたが、いつもよりしっかりと時間をかけて混ぜるようにすると、すぐに気にならなくなりました。

 

においが出たとはいえ、バッグを開けて混ぜる際に気づいた程度で、閉めた状態でわかる程ではありませんでした。

 

さて、できあがった堆肥は少ししっとりとしていて、ふっくらとした印象です。

 

手で握ると一瞬固まりますが、すぐにホロホロっと砕けていきます。

 

小さくなった卵の殻は残っていますが、調べると問題ないとのことでした。

 

いよいよ堆肥を使って植え替えに挑戦!

土と堆肥を混ぜている

(土と堆肥を混ぜて数日寝かせておきました。筆者撮影)

 

さあ、ゴールデンウィークに突入し、ついに本番の観葉植物の植え替えです!

 

観葉植物の土と堆肥を3:1で混ぜ、そのまま寝かせること数日。

 

古い鉢から観葉植物をなんとか取り出し、土を入れ替えて、無事に植え替えが完了しました!

 

余談ですが、我が家にはモンステラとガジュマルという観葉植物があり、かれこれ8年ほど育てているのですが、どちらも私の背丈くらいに成長しています。

 

そのおかげで、古い鉢から取り出すのにずいぶん時間がかかりました。

 

これから夏に向けて、栄養たっぷりの新しい土で、ぐんぐん新しい葉っぱや根っこを伸ばしてくれることを期待しています。

 

 

コンポストをやってみてよかったこと

植え替えが終わったモンステラ

(植え替えが終わったモンステラ。元気いっぱいです。筆者撮影)

 

まず、生ごみの量がぐんと減ったことです。

毎回のごみ出しの際、ごみ袋の軽さに驚きました

 

それもそのはず、生ごみを除いた家庭ごみは、包装に使われるビニールやマスクなど、軽いものばかりだったのです。

 

いかに生ごみが重く、ごみの大半を占めていたのかを実感することができました。

 

同時に、野菜や果物の皮など、これまでは生ごみとして捨てていたものが、ゆっくり時間をかけながら分解されていくことに、改めて「私たちは自然の恵みを毎日いただいているんだ」と感じました。

 

スーパーマーケットに行けば、いつでも野菜や果物、お肉や魚を手軽に買うことができます。

 

でも、その背景には生産者の方々がいて、さらに畑や田んぼ、海など自然の力があるからこそ私たちは便利な暮らしを享受できているのです。

 

ともすれば、日々の中で忘れてしまいがちなことですが、この当たり前の事実に改めて気づくことができてよかったと思います。

 

 

これからコンポストを始める方へ

生ごみが袋に入っている

コンポストに対して「なんとなくハードルが高い」と思う気持ちは、実際に私もそうだったのでよくわかります。

 

でも、やってみると難しいことはなく、毎日生ごみを混ぜ入れるのが、すぐに習慣になっていきます。

 

心配していたにおいや虫もほとんど出ることなく、周囲へ迷惑をかけることもなかったのではないかと思います。

 

コンポストを怖がらなくても大丈夫」ということが、この記事を通して伝わり、1人でも多くの方チャレンジしていただけたら、

とても嬉しく思います。

 

 

 

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この記事を書いた人

サステナブルライター 山下

電力会社やベンチャー企業でエネルギー関連のビジネスに従事したのち、2019年にサステナブルライターとして独立しました。「家庭の省エネエキスパート」資格を持ち、自治体において気候変動や地球温暖化に関するセミナーを実施した経験もあります。環境問題をもっともっと身近に感じてもらえるよう、わかりやすい記事を心がけています。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。