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食品ロス削減に向けた世界の取り組み フィンランド

公開日: 更新日:2023.12.22
食品ロス削減に向けた世界の取り組み フィンランド

食品ロス削減に向けた世界の取り組み フィンランド

13億トン。

みなさんはこの数字がなにを示しているかご存じですか。

実はこの数字、世界全体の年間食品廃棄量の推計なんです。
(国連FAO, 2011)

「kg(キロ)」ではありません、「t(トン)」です。
毎年、計り知れないほどの食品が世界中で廃棄されているのです。

「食品ロス」「フードロス」は、どこかの国のとある問題ではなく、
世界が抱える解決すべき大きな課題だということがよくわかります。

しかし、この課題に対し、
世界では既に様々な取り組みが行われています。

 

ロスゼロが日本で
もったいないものを次の笑顔に変えているように。
今回から数回に渡って、
世界における食品ロス削減に向けた取り組みを紹介したいと思います。

 

第1回目となる今回は【フィンランド】です。

 

北欧を代表する福祉国家・教育大国として知られるフィンランドですが、
食品ロスの現状や取り組みはどのようになっているのでしょうか。

 

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【取り組み紹介①】レストラン「LOOP」

 


【特徴】
・一切の食材が余剰食品で賄われているレストラン

・提供先のスーパーから食材をもらい受け、料理を提供している

・デザインイベントに出店しており、

廃棄食材活用がスタイリッシュな行動として受け止められている

 

【取り組み紹介②】「食品ごみ週間」

 


【特徴】
・食品ロスをどうやって減らせるかを考えるキャンペーン

・期間は1週間程度

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「LOOP」が通常と変わらない価格設定をしていること、
そして廃棄食材活用がスタイリッシュだと受け入れられていること、、、

フィンランドでは、食品ロスを積極的に削減していこうとする姿勢が
国民に広く受け入れられているように見受けられますね。

日本でも「ロゼる」がスタイリッシュな行動として受け入れられていく、
そんな日が来るためにロスゼロは前進あるのみです!

 

次回は【デンマーク】での取り組みをご紹介します。

お楽しみに!

 

出典:「地域による食品ロス対策の取組み ー海外事例からの知見と一考察ー

 

第2回:世界の取り組みーデンマークー

第3回:世界の取り組みーイギリス・ドイツー

第4回:世界の取り組みーアメリカー

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この記事を書いた人

中角

関西学院大学総合政策学部卒業。
カンボジアの現地企業にて、ゼロウェイスト関連の仕事に従事したのち、ロスゼロの広報担当として社内のことやSDGsについて発信しています。
趣味は犬と戯れること。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。